東3ホール・ケ(ケルディム)33b (アレロク)
Lsgの本はゆるめではありますがエロ描写がたくさんあります。18歳未満の方への閲覧・販売はお断りいたします。お若く見える方には、大変失礼ですが生まれ年の判る身分証明の提示をお願いする場合もございます。何卒ご了承ください。
《新刊》 …なんとか間に合いそうです…
■PAIN …A5/18P/\200/コピー/*R18
CP: アレ×ニル・ハレ×ニル・グラ×ニル(=フラッグ隊×ニル)
※注射や微量の血液の描写があります。苦手な方はご注意ください。
※本文サンプル(*R18)は、右へすすんでください。
《既刊》
■Love! Eros! Glück!! …A5/20P/\300/オフ/アレ×ニル・ライ×ハレ/*R18
■灼熱のzero-kelvin …A5/80P/\700/オフ/アレ×ニル/*R18
《委託》
■ガンダム00-GIRI …A5/12P/\100/コピー/全年齢
冬コミで人気だった、夜々亭さん初の00マンガ本(サイト再録あり)を、また委託するかもしれません。
★本文の各サンプルは、右のページにあります。
サンプルもR18です。ご注意ください。
お読みになる方は、右へすすんでください。
《新刊》
■PAIN
《サンプル1》
ひどい脳震盪から意識を取り戻し、やっと焦点の合った視界には、ユニオンのパイロットスーツを着た男たちがずらりと並んでいた。訓練を積んできた連中だ。皆、体格が良く、隙もなかった。
「聞きたいことが、山ほどあるって感じだな」
人前で裸にされることは、慣れてはいないが、恥じるほどのことでもない。が、生身では一発蹴りを入れられるだけで、きっと骨折か、内臓が破裂するくらいの衝撃は受けるだろうと覚悟をした。
「おれは軍人じゃねえよ…。言えんのはそれだけだ」
「そうだろうね。ソレスタルビーイングは軍じゃない。だから、軍の決まり事は無視させてもらうことにするよ。僕たちはどうしても君たちのことを知らなきゃならない」
捕虜を大切に扱うという条約など、テロリストには当てはまらないと言いたいのだろう。それも、ロックオンには予想の範囲内のことだった。
白衣を着た男は、かろうじてロックオンの下半身に残っていたインナーも裂いてしまうと、工具鋏を置き、隣りの箱から注射器を取り出した。
無痛用ではない。注射器は空で、男はアンプルから透明な薬剤を吸い入れた。
自白剤なら、すぐに打てるように始めからパッキングされているはずだ。ロックオンは身構えたが、背中には冷たい壁があたり、逃げ場はなかった。
「今日は最初だから、両側に半分ずつ打つからね。すぐに効いてくるから、心配しなくていいよ」
突然男が掴んできた箇所に、ロックオンは瞠目した。
男は、なんの前触れもなく睾丸を手掴みにしてきたのだ。
「ここに打つのが一番効果的なんだ。君みたいな、ちょっと生意気な男の子には、特にね。それにみんなも喜ぶ」
「!? な…、やめ…っ」
「こんなところまで、君は上品で綺麗だ」
白衣のポケットから取り出した布を、噛まされる。かすかに、機械油のにおいが喉から鼻へと抜けるのを感じた。
《サンプル2》
「ぼくは、…ぼくも、ハレルヤも、ロックオンが好きだよ」
「そんなこと、言うな…」
「ロックオンがしたいやり方で、するよ…なんだって、する」
医療カプセルの中で正された脳細胞の奥底に残った、強烈な記憶。からだの隅々にまで残る、あの場所で夜毎に感じた悦楽。
グラハムと呼ばれていた隊長の、まるで自分のからだにあつらえたかのようなセックスと、視界の隅で輝いた、使い込まれた折り畳みナイフの煌き。
ひんやりとした大きな手と、束ねた長い髪の先以外は、一切自分に触れることのなかった白衣の男の扱う、長い注射針。
感覚が、幻肢痛のように付き纏う。
「しよう、ロックオン」
床を睨みつけていた蒼碧色の瞳が、アレルヤをぼんやりと捉えた。
「ロックオンがしたいようにするから。ぼくにできないことも、ハレルヤになら、たぶん…きっと、できるから」
「だけど、な…」
「ナイフなら、ぼくだって持ってる。それから、他にも必要なものがあるなら、モレノさんに頼んで用意してもらってくるよ、だから…っ」
アレルヤはまっすぐにロックオンを見つめている。だがその銀色の瞳は、ロックオンには哀しんでいるように見えた。
当たり前だ。本当なら、アレルヤの部屋に入ることさえ自分は遠慮すべきなのだ。
「アレルヤ。だめだ、おれなんかに…。どうして、そこまで…」
「とられたくないんだ…! 誰にも…!」
《既刊》
■Love! Eros! Glück!!
《サンプル1》
「…あっ…あっ…」
「ライル、丁寧にな。ハレルヤに傷がつかないように」
足をさらに大きく開かれ、ハレルヤがからだを奮わせる。
「ハレルヤ、かわいい…」
頬を伝う唾液を、アレルヤが空いている方の手の甲で、優しく拭った。
「…すごく柔らかくなってきた」
「イケそうか?」
「たぶん」
「…あ、なに…?」
「ライルと繋がるんだよ」
「…へ…?」
突然押し当てられてきたものの感触に、ハレルヤは飛び上がった。潤む目を見開き、頭を持ち上げて足の間を見る。
「!? …なっ…」
「すこし痛いかもしれないけど」
ズッ…と進んできたライルのペニスに、ハレルヤはかまわず大声で悲鳴をあげた。
「すこしじゃねぇッ! バカ兄弟!」
「ひどい言われようだな」
「がんばって、ハレルヤ。初めは痛いものだから」
アレルヤとニールに両手を、両足をライルに抱えられ、足の付け根も占拠されて、ハレルヤに逃げる術はなかった。
《サンプル2》
弟たちのやりとりに構うことなく、指先でニールのからだを確認すると、アレルヤはすっかり勃ち上がったものを、一気にニールに刺し込んだ。
「!? あぅ…ッ」
これまでに、よほど慣らされてきたのだろう。アレルヤにからだをつなげられただけで、ニールは背中を引き攣らせ、喉から甘い声をあげた。
声が出たのは一瞬だったが、激しくあがり始める息が声帯を通らないようにと必死で意識を保とうとしているのは、誰が見ても一目瞭然だった。
「バ…カ…お前、こんな、とこで……。ライルのベッドだぞ…!?」
「でも…ニールも、濡れてたよ」
「それは…っ」
「ハレルヤを見て興奮したの?」
「違うって…、むちゃくちゃだろ…っ」
泣きそうな顔をしているニールに、アレルヤも泣きそうな顔をして、微笑みかける。
「ごめんね…っ」
アレルヤの舌が白い首筋を舐め上げ、耳の後ろを吸い、耳のなかに舌先が入り込むと、ニールは肩をすくめて、激しくからだをよじらせた。
「…やっ、…ぁ…、ひぐ…」
「すっげ……」
普段の兄とはとても同じ人物に見えない壮絶な色気に、ハレルヤのベッドに乗り上げていたライルが息を飲む。
■灼熱のzero-kelvin
《サンプル1》
アレルヤと刹那は、それぞれ真逆の入り口から同時に廃墟に突入した。
予測通り、アレルヤが入った側の部屋で、荒くれの男三人が煙草をふかし、くつろいでいた。隊長がでかけて気が緩んでいるところを襲撃したつもりだったが、やはりアリーほどの傭兵が連れているだけあって、そう簡単には進まなかった。
なんといっても、戦争が一時終結してしまい、男たちも気が立っているのだ。
建物内の壁ごしに、激しい銃撃戦になった。ひさびさに血を見られるとばかり、男たちはいきり立って撃ってきた。
アレルヤが三人を釘付けにしている間、予定通り真っ先に通信機器とアンテナを破壊した刹那は、次に武器庫を見つけて大量の可燃性接着剤を撒くスプリンクラーを天井に仕掛けると、銃を手に、壁沿いに各部屋をまわった。その間に、スコープでは見えない位置にいた一人を撃ち殺し、死角から突然襲い掛かってきた一人をナイフで切り殺した。
どの部屋も予想以上に荒れていて、使える部屋のほうが少ないほどだった。
薄茶色の土壁で細々と仕切られた部屋を、いくつまわっただろうか。
かろうじて屋根がほぼ全て残る部屋の隅に、やっと、生きていて欲しいと渇望していたその姿があった。
アリーが使っていると思われる、広い、長方形をした部屋だった。
「ロックオン……」
壁に打ち込まれた太い金具からのびた鎖が手足を拘束し、からだには地元の民族のものらしき薄汚れた服が一枚、雑にかけてあるだけだ。
砂埃が積もった床に敷かれた毛布の上に、すすけた、だがまぶしいほどに白く長い足が、無造作に投げ出されていた。
こんな姿にして壁に縫いつけ、アリーは毎日、ロックオンを鑑賞でもしているのだろうか。
──鑑賞なんて生やさしいものでは、到底ないだろう。
くっ、と歯を喰い締めると、迷うことなく、刹那は部屋のなかへと足を踏み入れた。
《サンプル2》
怖がらせないように優しく衣服を脱がし、やわらかく潤んだ後孔を指先で確認すると、アレルヤは、ゆっくりとからだを進めた。
検査があった日の翌日から、アレルヤは一度もゴムを使っていない。
毎日部屋に届く補充物資のなかに、ときどき新しいものが入っていたが、ロックオンが満たされないのなら、自分も同じく射精はしない。ゼリーつきのゴムは、ベッド脇の棚に封を開けないまま、仕舞い込んだ。
実際、ゼリーもローションも使わずに挿入しても、ロックオンは、その瞬間ちいさく震えるだけで、まったく痛がらなかった。
からだを繋げると、長く細い息を口から吐いて、安心したかのように完全に主導権を渡してくる。
「ん…違……イキたい、イキたい…」
「ここ、違う?」
「違うぅ」
「どうしよう、どこが気持ちいいのかな」
ロックオン自身には、なぜこんなに苦しいのか、理由がわかるわけもないのだ。
絶頂を迎えられないことがわかっていながらも、アレルヤは以前ロックオンが好きだったところを突き、きつくこすり上げ、優しくかきまわした。
どこを攻めてやっても、今のロックオンには気持ちよくなる場所などないのに、せがまれれば、応えようとしてやるしかなかった。
ロックオンは、一日に何度もアレルヤにセックスをせがむ。が、必死で気持ちよくなろうとしているうちに疲れてしまい、だんだんと、恐怖に満ちた瞳で、ペニスが出入りするのを見るようになる。
自分のからだで、きちんと相手を気持ち良くできているのか、満足させられるのか。
アレルヤはしばらくその変化に気づかなかったが、何度めかのセックスで、ロックオンが伏せていた睫をあげて自分を見上げてきたとき、息が止まる想いをした。
一方的に玩具にされてきたのだと、心底知らされた。
欲しがるのは、あくまでも薬の禁断症状のせいで、それが一時的におさまってくれば、ロックオンにとってセックスはノルマでしかないのだ。
そのときから、アレルヤはロックオンの頬を両手ではさみ、ときどき自分を見上げさせるようになった。
すこしでも、瞳に翳りが映り始めたら、すぐさま、ロックオンにとって苦痛なこの行為をやめられるように。
アレルヤは、ロックオンの瞳を見ると、やさしく微笑んでから、ゆっくりとペニスを抜いた。
最大の大きさではないが、鈴口からは、溜まった精液が糸を引いた。
「ぁ……。イかなくて、イイの…?」
「うん、いいんだよ」
「おれ、良くない?」
「うぅん、そうじゃない。ぼくが、ニールを気持ち良くしたいんだ」
セックスが中断されるたびに、ロックオンは怯えた様子を見せる。
それでも、無理矢理ペニスを咥え込ませて苦痛を与えてしまうより、これでいいんだと根気良く言い聞かせるほうがいい。
ノルマなんて、自分たちには必要がない。好きでしょうがないから、からだを繋げる。同じだけ気持ちよくなって、同じだけ精を吐き出すのだ。